セメントと生コンクリートの荷動きが低迷している。4~9月(2024年度上半期)のセメントの国内販売量と生コン出荷量はともに7年連続の前年同期比マイナスとなった。資材高による工事計画の見直しや技術者不足に加え、24年度から本格的に始まった建設現場の長時間労働の規制に伴う工事の遅れがのしかかっている。年度の見通しも下振れの不安がある。セメント協会(東京・中央)によると4~9月の国内販売量は1633 ...