社会のデジタル化により、個人情報をはじめとしたパーソナルデータの重要性が高まっている。保護と利用のバランスをどうとるか。技術のめざましい進展にルールが追いつかないなか、法律専門家が実務経験をもとに解説する書籍の出版が相次いでいる。『データ利活用のビジネスと法務』(大井哲也、岡辺公志編著、中央経済社、2024年6月)は、データ解析会社の経営者らと弁護士が共同で執筆した。生成AI(人工知能)、ネッ ...